6月の韓国大統領選に向けた保守系与党・国民の力の予備選で22日、候補者が8人から4人に絞り込まれ、2人が尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の弾劾(だんがい)・罷免(ひめん)の反対派、2人が賛成派という構図になった。この間の討論でも、非常戒厳を出した尹氏をめぐる対立があり、分裂ぶりが改めてあらわになった。
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絞り込みは与党の支持層と無党派層を対象にした世論調査で行われ、金文洙(キムムンス)前雇用労働相、洪準杓(ホンジュンピョ)前大邱市長、韓東勲(ハンドンフン)前党代表、安哲秀(アンチョルス)国会議員の4人が残った。各候補の支持率は公表されなかった。
このうち金氏と洪氏は尹氏の弾劾・罷免の反対派で、韓氏と安氏は賛成派だ。
この間の予備選の討論では…